



メタルワン社長兼CEO


「地図に残る仕事を」──。1990年代初めのバブル経済崩壊後、受注が縮小、就業者数もピーク時(97年)から3割減り、文字通り"失われた20年"の厳しさを味わってきた建設業界。その中で大手5社の一角を占める大成建設は「地図に残る仕事」を標語に掲げ、社員の士気を鼓舞。トルコの古都・イスタンブールをアジアと欧州に分かつボスポラス海峡で手がけた『海峡横断鉄道トンネル』。同社は9年がかりでこの難工事を完成させ、昨年秋、地下鉄の運行が始まり、日本の建設・土木工事の技術が欧亜を結んだという評価。
■本誌主幹 村田 博文
「尖閣諸島は日米安保条約の適用対象となる」──2014年4月に来日したアメリカのオバマ大統領はこう明言した。近年、拡大志向を強める中国は、日本との間で尖閣の領有権を巡って争うだけでなく、フィリピンなどとの間で南沙諸島を巡っても緊張関係にある。そんな最中に勃発した商船三井船舶の差し押さえ事件。日本企業は新たなリスクにどう対応するのか。
わたしたちは今、大仰に言えば、「なぜ生きるのか、そして、なぜ働くのか」というテーマに直面している。 21世紀がスタートして13年余が経った。戦争の世紀と言われた20世紀が終わり、新しい気持ちで迎えたはずの21世紀だが、長引く中東地域での対立だけでなく、「アラブの春」の後の混乱、シリア内線、そして最近のウクライナ問題。また東アジアでも日・中・韓の政治的対立、アフリカでの地域紛争と、むしろ紛争や混乱が増大している。